2026年1月24日(土)_日帰り_1回目_【登頂】
みなさまは「秩父三社」をご存知でしょうか?埼玉県秩父地方にある三峯神社、秩父神社、寶登山神社の3つの神社の総称です。古くからの山岳信仰の中心地であり、関東屈指のパワースポットとして知られています。
そんな秩父・長瀞のシンボルであり「秩父三社」の一つにも数えられる宝登山(ほどさん)は、ロープウェイで手軽に山頂へ行ける観光地として知られていますが、実はふもとの秩父鉄道・野上駅から山頂までを歩いて縦走できる「長瀞アルプス」というコースも整備されています!
「宝登山」という名前は、歴史が深い山で、実は今の漢字になるまでに何度か表記が変わっています。伝承によれば、東征の帰路にこの山に立ち寄った日本武尊(やまとたけるのみこと)が山火事に遭遇した際、山の神の使いである犬(一説には黒白二頭のオオカミ)に助けられたことから、火が止んだ山=「火止山(ほどさん)」と呼ばれるようになったとされているみたいです!
その後、飛鳥〜奈良時代に秩父から朝廷へ銅が献上された際に山中で銅の精錬が行われたことから「火所山」の字が当てられ、平安時代の弘仁年間(810〜824年)に光り輝く宝珠が山頂を飛んだという言い伝えを機に、現在の「宝登山」という表記に変わっていったと伝えられています!
そんな「宝登山」は、ロープウェイで気軽に行ける山かつ、「宝登山小動物公園」などもある人気スポットになっています。そんな「宝登山」そして「長瀞アルプス」について紹介させていただきますので、ぜひ最後までご覧ください!!
宝登山と長瀞アルプスの歴史と信仰
日本武尊(やまとたけるのみこと)とオオカミの伝説
宝登山の信仰の中心にあるのが、山頂に鎮座する宝登山神社奥宮です。社伝によれば創建は景行天皇41年(西暦111年)、東征からの帰途にこの地を通りかかった日本武尊が、山容の美しさに惹かれて登拝を思い立ったのが始まりとされています。
麓の泉で禊(みそぎ)を行ってから山に入った一行は、道中で突然の山火事に襲われますが、そこに現れた山の神の使いの犬(黒白二頭のオオカミとする伝えもあります)が火を消し止め、道案内をして山頂まで導いたと伝わっています。
九死に一生を得た日本武尊は、命を救われたことへの感謝から山頂に小さな社を建て、初代天皇とされる神武天皇、そして山の神である大山祇神(おおやまつみのかみ)、火の神である火産霊神(ほむすびのかみ)を祀ったのが、宝登山神社のはじまりとされています。
なお、江戸時代に記された縁起の中には、弘仁年間(810〜824年)に弘法大師・空海がこの地を訪れて創建に関わったとする異伝も残っているそうです。日本武尊による創祀という現在の由緒とは別系統の伝承ですが、山岳信仰の地に空海の足跡が語られる例は全国各地に見られるため、こうした異伝が生まれた背景には後世の修験・密教的な信仰の広がりがあったのかもしれません。
秩父三社の一つとして
宝登山神社は、秩父神社(ちちぶじんじゃ)・三峯神社(みつみねじんじゃ)と並んで「秩父三社」の一社に数えられています。
三峯神社も日本武尊(やまとたけるのみこと)にゆかりのある神社で、狼(オオカミ)を神の使いとする信仰が伝わる点も宝登山神社と共通しており、秩父地方に古くから根付く山岳信仰・眷属信仰(けんぞくしんこう:神仏に仕える動物や霊的な存在を「お遣い」や守護者として崇める民間信仰)のつながりを感じさせます。
江戸期には「宝登山大権現」と呼ばれ神仏習合の色が濃い信仰形態でしたが、明治の神仏分離を経て「宝登神社」、大正14年に現在の「宝登山神社」へと改称されました。
神社に隣接する真言宗智山派の寺院・玉泉寺は、かつて宝登山神社の別当寺(神社の祭祀を管理する寺)を務めていた歴史があり、神仏分離後も境内を接して独立した信仰の場として現在に至っています。
「神まわり」―山中に点在する神々をめぐる巡拝路
長瀞アルプスの野上駅側には、「神まわりコース」と呼ばれる古い巡拝路が伝わっています。武野上神社や総持寺を起点に、山の斜面に点在する複数の神々を一巡りしながら宝登山を目指すもので、地元では「神まわりは一周してこそ正しい参拝の仕方」とも言われてきました。
一般的な万福寺コースに比べると道幅が狭く歩く人も少ないルートですが、里山の斜面に神々が点々と祀られている様子からは、宝登山そのものが古くから地域の信仰の対象であったことがうかがえます。
また、このコースは近年、区間によって通行止めの案内が出ていることがあるため、歩く場合は長瀞町観光協会などの最新情報を事前に確認することをおすすめします。
長瀞町観光協会公式サイトに記載されていたので、リンクを貼らせていただきます。
基本情報
- 山 名:宝登山(ほどさん)
- 別 名:寳登山(旧字体表記/宝登山神社の正式表記でも使用)
- 標 高:497.1m
- 所在地:埼玉県秩父郡長瀞町(皆野町境)
- 分 類:関東百名山、秩父三社(宝登山神社)の御山
- 特 徴:標高500m弱の低山ながら、麓から山頂まで宝登山神社(本社・奥宮)が続く信仰の山です。日本武尊とオオカミ(山犬)の伝説が今も色濃く残り、秩父神社・三峯神社と並ぶ「秩父三社」の一社として親しまれています。山頂付近まで宝登山ロープウェイが通じているため観光地としての側面が強い一方、北側の野上駅からは「長瀞アルプス」と呼ばれる尾根道が続いており、歩いて縦走することも可能です。冬のロウバイや早春の梅など、季節の花が楽しめる山としても知られています。
冬の黄色い灯咲く「宝登山」_2026 山歩がてら「野土山」・「権田山」 / ぼいどさんの権田山(埼玉県)・宝登山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
宝登山はこんな人におすすめ
宝登山を実際に登ってみて感じた、筑波山をおすすめしたい人とおすすめ理由について、ご紹介します!
電車だけで日帰り縦走を楽しみたい人
初めての「ご当地アルプス」縦走にチャレンジしたい人
神社仏閣や山岳信仰、伝説にまつわる歴史散策が好きな人
冬場に宝登山ロウバイ園や梅百花園もあわせて楽しみたい人
標高差の少ない低山で体力づくりをしたい人
あとがき
冬の黄色い灯咲く「宝登山」_2026 山歩がてら「野土山」・「権田山」 / ぼいどさんの権田山(埼玉県)・宝登山の活動データ | YAMAP / ヤマップ


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