
2025年11月1日(土)_日帰り_1回目_【登頂】
皆様は、山梨県韮崎市にある「甘利山」についてご存知でしょうか?南アルプス山域の前衛に位置し、山梨百名山にも選ばれている初心者向けの山です。私が今回実際に歩いたルートでは、往復約30分で終了する山行となっており、その距離は1.7km…!「のぼり」と「くだり」は、どちらも約103mでした。(100mにも満たなかったです)

Contents
甘利山の伝承 椹池(さわら池)と大蛇と甘利昌忠
「甘利山」には、椹池(さわら池)の伝承があります。今回は、伝承の舞台である椹池を通っていないので、実際の写真を出すことは出来ませんが、内容について簡単にお話させていただきます!
時は戦国時代。甲斐武田氏の譜代家臣として知られる甘利氏の一族、その当主であった甘利昌忠の子どもたちが、椹池で魚釣りしていました。魚釣り中に突然池の底から巨大な蛇が現れ、子どもたちを飲み込んでしまったそうです。この知らせを受けた甘利昌忠は激怒し、領民たちに椹池を埋め立てる決断をします。周囲の椹(さわら)の木を切り倒し、石や土、さらにはあらゆるものを池へと投げ込み、大蛇を追い詰めていきました。やがて追い詰められた大蛇は、苦し紛れに「赤牛」の姿へと変じると、そのまま池を飛び出し、山の奥深くへと逃げ去ったといわれています。この出来事以降、椹池は「ただの池ではない場所」として人々に畏れられ、同時に語り継がれる存在となりました。

赤牛と聞くと、小学生時代に林間学校で行った福島の「赤ベコ」を思い出します。
同じ赤い牛でも、信仰の対象になれるかどうかは、本人(本牛…?)次第なんですかね!
現在では穏やかな自然が広がる静寂の地ですが、その奥にはこうした伝承が息づいています。この大蛇伝説は、単なる昔話ではなく、水辺に宿る自然の力や畏怖を象徴するものとも解釈されています。山や池に神秘性を見出してきた日本人の自然観が、こうした物語として今に残っているのです。甘利山を訪れる際には、ぜひこの椹池にも足を運んでみてください。私も次回行くときには、椹池まで行ってみたいと思います!
甘利山基本情報

- 山 名:甘利山(あまりやま)
- 標 高:1,731m
- 所在地:山梨県韮崎市
- 分 類:山梨百名山
- 特 徴:甘利山は山梨県韮崎市と南アルプス市の境に位置する標高1,731mの山で、山梨百名山の一つに選ばれています。南アルプス前衛の山として知られ、比較的標高がありながらも、山頂直下まで車でアクセスできる点が大きな特徴です。そのため登山初心者やファミリー層にも親しまれており、気軽に本格的な高原の景色を楽しめる貴重な存在となっています。また、山頂一帯はなだらかな草原が広がり、天気が良ければ富士山や甲府盆地を一望できます。特に初夏には約15万株ともいわれるレンゲツツジが咲き乱れます。また、甘利山は南アルプスユネスコエコパークの一部にも含まれており、豊かな自然環境が保全されているエリアです。四季折々の高山植物や野生動物が見られるほか、周辺には椹池(さわらいけ)などの伝承がある神秘的なスポットも存在し、自然・景観・歴史文化を存分に味わえる山です。
晩秋の「甘利山」_2025 / ぼいどさんの甘利山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
県立南アルプス巨摩自然公園 特別地域とは?

山梨県西部に広がる「県立南アルプス巨摩自然公園」は、南アルプスの山麓から前衛の山々にかけて広がる、豊かな自然環境を保全するために指定された県立自然公園です。高山帯から温泉や鉱泉まで多様な自然が連続し、四季折々の景観や貴重な動植物が見られるエリアとして知られています。この自然公園の中でも、特に重要な役割を担っているのが「特別地域」と呼ばれる区分です。
特別地域とは、自然公園法および各自治体の条例に基づき、自然環境や景観の保護を優先するために指定された区域のことを指します。公園内は大きく「普通地域」と「特別地域」に分けられますが、特別地域ではより厳しいルールが設けられています。
こうした規制があることで、自然公園内では過度な開発が抑えられ、原生的な自然や美しい景観が長期的に維持されています。登山や観光で訪れた際に感じる「豊かなの自然」は、こうした制度によって保護・維持されています。
また、県立南アルプス巨摩自然公園は、ユネスコが推進する生物圏保存地域(いわゆるユネスコエコパーク)とも関連するエリアを含んでおり、自然保護と人間活動のバランスを取る取り組みが進められています。単なる保護ではなく、「持続可能な利用」を前提としている点も大きな特徴です。自然公園の「特別地域」という仕組みは、目に見えにくいものですが、日本の美しい自然を次世代へと引き継ぐための重要な土台となっています。
富士山が綺麗に見えた30分登山と登山口へのアクセス

森が秋の装いを本格的に始めた11月初日、登山アプリであるYAMAPのやまなし2025「林」バッチを求めて、「甘利山」に登りました。やまなし2025「林」は、対象の山が「甘利山」含めて全部で4座あり、他の3座は標高が高かったり、山行時間が長かったり…と1日かけて登山する山ばかりでした。山梨県に別の用事があり、せっかく山梨県に行くしで、サクッと登れる山として選びました。選んだ時には、ちゃんと椹池の伝承を調べていなかったので、もったいないことしたかなと感じています…。そんなこんなで、山道を歩く時間が短く、登山口までの車移動の方が長かった「甘利山」登山スタートです!!





























甘利山はこんな人におすすめ

あとがき
今回は、本当にやまなし2025「林」が欲しいがために「甘利山」に登りましたが、椹池の伝承を調べていくと少しもったい無いことをしたかなと…。令和7年には、登山口付近にある駐車場に熊の成獣が出現したとの情報もあったので、熊鈴と熊スプレーを持って行きたいですね。ちなみにですが、YAMAPのやまなし2025バッチは、熊の出現が多く途中で短縮終了しています…。
また、甘利山登山口周辺にロッジがあるので、次回はそこに宿泊出来たらなーと!。15万本を超えるレンゲツツジが咲き乱れるのが、例年6月とのことなので、次回は椹池とレンゲツツジを楽しみに6月に登山しに行こうかなと思います。
晩秋の「甘利山」_2025 / ぼいどさんの甘利山の活動データ | YAMAP / ヤマップ


コメント